2007年9月27日木曜日

新種?

京都の道を歩いていたときに見つけた、面白い生物を見ていただきたい。
まずは蝶々。烏丸通を南下して駅へ向かう途中にあるビルのガラス扉に張り付いていた。
単なるカラスアゲハのようにも見えるが、何かカラスアゲハのようで違うような・・・。もしかしたら新種のカラスアゲハかも知れないと写真を撮っておいたが、日が暮れており、携帯のカメラであったため鮮明には写せなかった。







また、御池通り沿いの家の塀に張り付いていた蛾のようなアブのような生き物。蜂のような色をしているにも関わらず蜂ではないし、もしかしたら新種の蛾かも知れないと撮影した。これも鮮明には撮れていないがなんとなくわかっていただけるであろうか。






知っている方がいらっしゃれば、どなたか教えてください。

2007年9月25日火曜日

自然の力

妻の陣痛が始まってから、2日が過ぎても生まれてこない難産だった。


産道がしっかりと開ききらず、赤ちゃんの頭も大きいため、陣痛はあってもまだ出産には踏み切れない状態が続いたのだ。



2日目の夜に、1分おきごとの大きな陣痛が来て、皆、もうすぐ生まれるという期待感で一杯になった。痛みに苦しむ妻の背中をさすり、診断のときを待った。



診察室に連れて行かれたものの、残念ながらまだその時ではない事が告げられた。そして、3日目の昼まで待って産道が開ききらなければ帝王切開に踏み切ると告げられた。



「切るなら切るで早くなんとかしてほしい」と家族の誰もが思っていた。

耳の奥に残る妻の痛み苦しむ声が私の頭の中を何度も駆け巡っていた。



睡眠誘発剤と陣痛抑制剤を打ってもらい、妻は少し眠ることができたようだ。



3日目の朝、陣痛促進剤を打つ予定であったが、薬が切れるとともに強い陣痛が自然に始まった。

助産師さんたちも何人かそばについてくださり、万全の態勢で看護してくださった。正午までの時間が本当に長く感じられた。



とうとう正午が来た。診察を受けるとすぐに分娩室に運ばれた。もう赤ちゃんの頭が3分の1ほど見えていたそうだ。分娩室には10人近くの助産師さんたちが入れ替わり立ち代り様子を見に来てくれた。そして、ゆっくりと確実に赤ちゃんが外の世界へと生まれてきた。

娘の苦しむ姿を直視できなかった妻の母は、一旦家に帰り、病院に戻ることをためらっていた。正午になって足取り重く病室にやってきた。分娩準備室に私たちがいないことを知り、いよいよと覚悟を決めて分娩室に入ってきた。



「生まれてよかったね~」(泣)と半泣きの娘とその旦那を見て、やはり涙が溢れた。



後でわかったことだが、産道はやはり開ききっていなかったそうだ。だが、赤ちゃんの生命力で子宮経口を引き裂いて、自ら出てきたのだという。



自然の力は、本当にすごいと感じた。

2007年9月14日金曜日

ヤイリギター


 高校生の頃からお世話になっているヤイリギターに久しぶりに行ってきた。
 矢入(やいり)社長さんもお元気そうで、一緒に写真を撮っていただいた。もちろん「男性とは写真なんて撮りたくない」とおっしゃっていたが、何とか頼み込んで。
(ちなみに親子ではありません[笑])

 ヤイリギターは、日本で唯一ハンドメイドのギターを作っているギター工場で、最近ではBEGINとのコラボレート作品である「一五一会」などで有名だ。私自身は一五一会が開発される前に、エンジョイシリーズ(小型ギター)というものがあったのだが、そのモニターをさせてもらったりした。

 社長さんはたくさんの雑誌でも紹介されているので、ご存知の方もいるかもしれない。いずれにせよ、「一生使えるギター」をユーザーに提供するという信念(永久保証)と、ヤイリの工場で働いた職人さんが将来独立して立派なギター職人になることができるようにという育成方針をもってやっておられる。ギター一筋の本当に味のある親父さんである。

 高校生の頃から愛用している私のギターは、様々な傷みや傷が付いてしまったが、何度も修理してもらい現在でもいい音色を出している。

 ヤイリギターの工場の周りの景色は、どんどんと変わっているが、ヤイリだけは昔から変わらず、懐かしいひと時を過ごさせていただいた。

ヤイリギターHP
http://www.yairi.co.jp/

2007年9月11日火曜日

細胞から見る共生

 細胞というのは、面白い。所謂生命体と呼ばれるものには必ず細胞が存在する。生命体とは細胞の集合体なのである。大学院生のときに、他学科の教育免許を取るため履修していた生物の授業で、DNAやRNAなどのことについて学んだ。RNAとDNAではDNAの方が構造的にしっかりしていて、エイズウィルスやインフルエンザウィルスは基本的にRNAであるため、安定せず、よく変異を繰り返すため特効薬を作るのが難しいなどの話を聞いた。

 また、人間が生まれてくる過程で、おなかの中の赤ちゃんは生物の進化の過程をたどって最終的に人間として形成される。そして人間のDNAは長い間の進化(と言っていいのかわからないが)の過程で、色々な生物の遺伝子やウィルスに感染することで長くなったなどの話も聞いた。

 まだ地球に微生物(バクテリア)しか存在していなかったとき、互いに相手を食べて消化していたのであるが、あるとき、共生が始まったとも聞いた。つまり、取り込んだ他の微生物がそのまま体内で生き続けることによって、多細胞生物が誕生したという。人間の体内で言えば、人間とは違うDNAを持つミトコンドリアなどがその良い例と言えよう。まったく別の生物同士が共生することで、多細胞生物になり、進化してきたというのだ。その証拠に、動植物などの生命体は必ず同じような構造を持つ細胞を持っている。つまり、細胞という生命体が人類や動植物などの生命体の起源とも言えるのだ。(c.f.細胞説)

いずれにせよ、私たちが共に生きているということはこの世界の本質でもあるということを教えられたように思う。

2007年9月6日木曜日

キティーちゃんお守り


 寺めぐりの取材でこのごろはよく神社仏閣を参拝しているが、そんな中で、必ずといっていいほど目に留まるものがある。それは、「キティーちゃんお守り」。今まで行った寺社の社務所にはなぜかキティーちゃんお守りが・・・。しかもその寺社限定版のお守りなのである。

 神仏の加護を祈るお守りになぜキティーちゃんというキャラクターが付いているのだろう?
 そんな疑問を持った。

 そんな話を会社のwさんに話したところ、wさんが現在愛用しているシャープペンシルを見せてくれた。なんとそこにもキティーちゃん。地域限定版のシャープペンシルなのだそうだ。
恐るべし、キティーパワー!

 あまり言うとキティーちゃんの宣伝になってしまいそうだが、たとえば子どもたちがぬいぐるみをかわいがる姿に、人が人を思いやる気持ちが現れているのも事実であろう。そのような意味ではキティーちゃんお守りが子どもたちに渡され、そのお守りを子どもたちが大切にすることによって、神仏に向かう気持ちや人を思いやる気持ち、物を大切にする心などが育まれていくのかもしれない。