『太公望』の中に、面白い記述があった。
商売、商人などと遣われている「商」という漢字は、もともと太公望の時代の商王朝に由来しているのだという。
これは、商王朝において、貨幣が発明されたことに由来し、物々交換が一般的であった当時の社会に、画期的な飛躍をもたらした。
もちろんこれには異部族間・異文化間での共通貨幣の使用という想像を絶する事柄の実現が前提となっている。
貨幣経済というものがいつから誰によって考案されたものであるのか不思議に思っていたが、なんとなく古代世界のあり様が見えてきたように思われる。
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