2009年4月8日水曜日

顔?

絵を描くのが好きなわが子が、最近とうとう顔らしき絵を描くようになった。

もちろん、本人の意志で描かれたものであるかどうかは不明ではあるが、なんとなく顔に見えるのでパパもママも大変微笑ましく思っている。

紀元前3500年頃(?)にシュメールでくさび形文字が、紀元前14世紀頃に中国の殷(商)で甲骨文字が生まれたといわれているが、何かを象(かたど)った絵のようなものに意味が内包され、情報として他者に伝えられるという機能が生じたことによって、人類は文字を使用するに至り、文化を継承することが可能となった。

絵を描くことができるということは、他者に何かを伝えることができるようになったということでもあり、単なる個人の内的世界という限られた事象が、絵(文字)という媒体を通して外的世界への扉を開く鍵となり、広がっていくことを意味するであろう。ただし、他者に伝達可能な事象は、絵(文字)という媒体が示しうる限りにおいての事象であり、事象全体を示すことが可能であるとは言い切れない。

そういった意味では、我が子がまだ多少しか話すことができない幼子であるとはいえ、実際には我が子の内的世界にはすでに多くの事象(想念)が生じているのかもしれず、我々が受け取っている情報以上の広がりを有しているという可能性も否定できないのであるが・・・。


ま、難しく考えても仕方がないことで、要するに我が子が少しずつ成長していることに、パパは大変喜び驚いているという、ただそれだけのことなのである(笑)

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