2008年6月21日土曜日

引き継ぎ例会

いとこの剛君と京都YMCAの「京都ウェルワイズメンズクラブ」の引き継ぎ例会に参加。
前年度の会長であった松田さんの挨拶では以下のようなお話があった。
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私が会長を勤めさせていただいて、本当に頼りない一年であったのではないか。皆様にご迷惑をおかけした。リーダーシップをとるような人間ではないが、これは私自身が物事をあまり深く考え込みすぎないようにしているため、頼りないせいであろう。
実は、私自身、物事を深く考えないようにしている。理由は、あまり考え込みすぎるとどうしようもなくなってしまうため。これは、息子のけいすけがちょうど一歳を迎える前に重い病気にかかったことにも起因しているだろう。

けいすけが高熱を出し、小児科に連れて行ったところ、お医者さんの診断では原因は不明で、いったん家に連れて帰りなさい、といったものであった。しかし、妻がこれを拒み、絶対入院させてもらうと主張したため何とか入院させてもらった。もし連れて帰っていっていたら息子の命はなかっただろう。
というのも、その夜、看病していた私たちににこっと微笑んだ後、二ヶ月もの間、昏睡状態に陥ったため。その病気によって我が子は障害を負ってしまったが、命だけは落とさずに済んだ。

今このような活動に参加できるのも、我が子を生かしてもらっている感謝と思っている。
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いつも笑顔で優しい松田会長さんの、人となりを少しだけ理解させていただいたように思う。

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