それが、空心菜。
私が空心菜を好きになったのは、ベトナムの山村にある知り合いのベトナム人の実家に何時間もかけて遊びに行ったことがきっかけだった。
周りは山に囲まれ、緑豊かで、見渡す限り田畑が広がる風景。まるで中国の昔話に出てくるようなところであった。
知人の実家は農家で、空心菜を栽培していた。
朝4時に起床し、朝ご飯を食べ、5時過ぎには畑へと出かけていく。驚いたことに、老若男女、家族全員で畑へ出て行くのである。そして日が高くなる昼前には一度家に戻り昼食をとり、いわゆるシエスタを取る。
(2~3時間の昼休み。日中は気温も高く働けないため、ベトナムにはシエスタの制度がある。シエスタの時間帯は電話をかけたり他人の家に行くことは基本的に禁止)
そして日が少し傾いてきた3時ごろからまた働き始め、日が暮れるまで働く。
ベトナムの人々は、本当に勤勉な人たちだと感心した。
そこで出された採りたての空心菜は最高の味だった。

←知人の家とは別の場所であるが、ベトナムの山村の風景。この家では田畑を耕すために水牛を買っている。
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