2008年10月31日金曜日

プネウマ?3

プネウマという言葉は、日本語に訳されるとき、「風、大気、息、魂、霊」などと色々な言葉に言いなおせる。つまり、日本語では言い切れないほどの概念を含んだ言葉なのである。

それを一言で「魂」とだけ訳してしまうと、まったく見当違いの意味になってしまう。

特に哲学的命題を表す概念である場合、翻訳が間違ってしまうと、まったく核心からはずれたことを思索する結果となってしまうだろう。

前提が偽(間違い)であれば、結論も偽となる。


そういった意味で、普段何気なく遣っている言葉というものも、言葉を交わす2者間において、まずは共通の概念を構築することが大前提となるのであろう。

0 件のコメント: