2009年1月10日土曜日

クレープに関する哲学的考察1

クレープに関する哲学的考察をしてほしいという読者からのご要望があったので、稚拙ながら考察を行ってみた。(もちろん真面目に読んでいただく必要性はまったくないのでその点ご了承願いたい)

--------------------
クレープなる洋菓子を食するという場合、われわれはいかなる志向性をもってそれを食そうとしているのであろうか。

第一に、菓子というものは、抜本的には生命維持に欠かせない「食事」という様相よりもむしろ、生命維持に関する欲求(食欲)が満たされているとき、もしくは生命を脅かされる不安や恐怖といったもののない安定した精神状態のときに志向されるという様相を呈している。

したがって、クレープなる洋菓子を食したいと志向する者は、洋菓子、和菓子を含め、菓子一般に言い得ることではあるが、第一に生命の危機に瀕していない安心立命の状態にあるということが欠かせない条件となるであろう。

(続く)

0 件のコメント: