2008年7月31日木曜日

髪の毛

最近髪が長くなってきたので、散髪に行きたいなぁと感じている。

いつ行こうかなどと考えながら通勤の電車の中を何気なく見渡すと、夏川某(なにがし)という女性が指を「レ」の字にしている広告が目に留まった。

(この女性[ヒト]髪が長いなぁ。)などとぼんやり考えていたのであるが、ハタと驚いたのは、人間は体毛が薄い分、髪の毛が異常に長く、しかもずっと伸び続けるという事実である。

他の動物の中には、もちろん馬のようにたてがみが長い動物もいるのであるが、体毛がほとんどなく、頭の毛だけが異常に発達しているという不自然な生き物は人間しかいない。

これを進化の過程から考えてみると、人間に一番近く知能のある、ゴリラのような類人猿でさえ、髪の毛はさほど長くはない。ところが、人間だけは異常に長い。体毛といったものが、生命活動において重要となる部分を保護する機能があると考えるならば、人間の髪が長いのは、まさに頭こそが唯一守るべき箇所として突出していることを顕しているのかもしれない。

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