2007年11月23日金曜日

きっかけ

私がギターを始めたきっかけは、本当に簡単な理由からであった。

私が中学一年生の頃、勉強嫌いな私に対して、母が一言、
「お前は勉強できないんだから、手に職をつけて、将来、流しにでもなりなさい。」
と言ったのだ。それから兄たちが通っていた近くのギター教室に通うこととなった。兄たちはエレキギターを習っていたが、長渕剛とさだまさしのファンであった私はフォークギター(アコースティックギター、生ギターとも呼ばれる)を選んだ。

流しになるつもりで通うのだから、最初に練習した曲は、「昭和枯れすすき」(笑)

 ところが、ギターを始めてから、記憶力が良くなったように思う。授業中もギターの運指法(指の運び方)を練習しながら聞いていたため、寝ることもないし、指を使うことで、脳が活性化されたからであろうか。「ながら勉強」はよくないと言われるが、しかし、中一の頃は最下位に近かった私の成績はぐんぐんと伸びていった。もちろんこれは、家庭教師の方に来てもらうようになったからでもあるが、その家庭教師の方もギターをされている方で、さらに私も家庭教師の方も大の長渕剛ファンだったという幸運(?)にも恵まれたこともある。

ちなみに中学生のとき、友達にも誰にもギターを習っていることは告げなかった。自分で納得できるくらい弾けるようになるまでは、恥ずかしくて言えなかった様に思う。

いずれにせよ、きっかけというものは本当に些細なもので、継続することが大切なのだと思う。

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