2007年12月23日日曜日

クリスマスイブイブ

クリスマスの前晩のことをクリスマスイブというが、この頃では、クリスマスイブのさらに前晩をクリスマスイブイブというらしい。つまり、23日の今日は、クリスマスイブイブなのだそうだ。イブを付けると前の日を表すらしい。

こういう言葉の派生はある一つの語の使用法から類推されて別の語に適用されるというケースなのであるが、これがさらに進んでいくと考えると面白い。

イブという言葉は通常はクリスマスという語にしか適用されない言葉として用いられているが、もしも「クリスマスイブイブ」という語が一般化すれば、100年、200年と経つ内に、クリスマスという語以外にも適用されるようになるに違いない。

たとえば、「昨日」という言葉は古くさい表現なので、すべて「イブ」で表そう、「一昨日」はイブイブで、という流行が起こり、昨日、一昨日という言葉の代わりにすべて「イブ」、「イブイブ」が使われるようになるかもしれない。

「イブ、なにしてた?」「イブイブ何食べたかなぁ~」といった日常会話が当たり前の世の中になるのかも。言葉はこのようにして、変わっていくのだろうなぁ。現代使われている言葉が古語になっている時代には、今からでは想像できないような語の使用法が生まれているのかも。

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