古代史を学ぶと驚かされることがたくさんある。
紀元前五世紀頃には、現在の思想の根幹となる思想が多数現れてきたと思われる。
仏陀の登場、ギリシャ哲学の誕生、ピタゴラスに代表される数学の誕生、中国における老荘思想の誕生、ユダヤ教の成立などすべて紀元前五世紀前後に集中しているそうだ。
2500年前と言えば、まだ日本では有史前の縄文時代。そんな時代に先人たちは現在の私たちでさえ及ばない程の思索をしていたと言える。本当に驚くばかりである。
私が大変感動したのは、ピタゴラスが発見したとされる次の定理だ。
1から順に2増える奇数の和はその奇数の個数の平方に等しいというもの。要するに奇数を足していった和は、その奇数の数を2乗したものというものである。
1=1の2乗(奇数1個なのでその2乗。つまり1)
1+3=2の2乗(奇数2個なので2の2乗。つまり4)
1+3+5=3の2乗(=9)
1+3+5+7=4の2乗(=16)
1+3+5+7+9=5の2乗(=25)
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このように続いていく。
本当に驚くばかりである。
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