2007年10月10日水曜日

2500年前は古い?(2)

 以前にも引用したが、紀元前5世紀頃にエンペドクレスという人物が、火、土、水、空気といった自然界を構成する要素のようなものが、「愛」(引力)と「憎しみ」(斥力)によって離合集散(ひっついたりくっついたり)することによって成り立つと考えたと言われる。2500年前にすでにそのような思想があったと知ったときには本当にびっくりした。

 また、現在では当たり前になっていることであるが、デモクリトスという人物は原子論を唱え、この世界の構成物質は火、土、水、空気などではなく、「原子(アトム)」なのだと教えたとされる。もちろん、彼の説は長い間忘れられていたが、最近それが正しかったことが明らかとなり、彼が名づけた「原子(アトム)」という名称が使われるようになったらしい。

 本当に先人たちの知恵には驚かされる。

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