2008年2月4日月曜日

親族会

久しぶりに親族と会う機会に恵まれた。
だいたい我が家の家系は、明るい性格の人物が多く、集まれば昔話に花が咲く。

ある伯父は戦後に貨物列車で旅をした時の貴重な話をしてくださった。
戦後すぐ、貨物列車を乗り継ぎ、関門海峡を越える機会をもたれたそうだ。
関門海峡では船に乗り換えるのだが、当時はまだ海上に沈没船が多く、沈没船のマストがあちらこちらに見えたそうである。

そのマストにぶつかりそうになると、カーンカーンカーンという音が響き、船はバックして進路変更する。そんな進路変更を繰り返して船は進んで行く。

戦後すぐの関門海峡には多数の沈没船が浮かんでいたことに驚くと共に、「戦後すぐにそんな旅ができたこの伯父は、一体何者?」と考えてしまった。

いずれにせよ、戦中、戦後の話を聞かせていただく機会を持てたことは何よりの貴重な体験であった。

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