2008年2月6日水曜日

おいとわい2

長崎弁では自分(一人称)のことを「おい」、相手のことを「わい」(二人称)と言うのであるが、長崎の知人と一緒に名古屋のレストランに入ったときに面白いことがあった。

その知人は根っからの長崎人なので、自分のことを「おい」と言う。当たり前のことではあるが、長崎以外の地域でも彼は自分のことを「おい」と言うのである。

注文の時、ウェイトレスさんに私が注文した後、彼も私と一緒の料理を頼もうと思ったらしく、「おいもそいばください(私もそれをください)」と言った。

するとウェイトレスさんは、少し怪訝そうな顔をしながら、「すみません、芋はおいておりません。」と言ったのだ。私は大爆笑した。ウェイトレスさんとしては、「お芋ください」と聞こえたらしい。

知人は必死になって「いや、そうじゃなくて、おいもそい(それ)、(メニューを指差し)こい(これ)ね、こいと同じやつばください」と何とか分かってもらおうと何度も繰り返す。彼の方もウェイトレスさんになぜ理解してもらえないのかが分からない様子であった。

知人には申し訳ない話だが、確かに長崎弁を知らなければ「おい」も「わい」も長崎県外の人には理解できないだろう。

長崎の方、長崎以外では、「おいも(私も)」は、「お芋」に聞こえるようなのでご注意いただきたい(笑)

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